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安全のPDCAサイクルのポイントはCAに力をいれること
事故ゼロに向けた取り組みをしている会社は多いかと思います。
ここでは、なによりも安全を第一にする必要性と、そのためのヒントとなる事例を紹介します。
近年、ドライバーの人手不足を背景に、募集する人材の対象を、
未経験者や他業種からの転職者、あるいは新卒者にまで広げている企業も多いでしょう。
未経験者比率が増加すると、対処すべき問題が「安全」です。
事故を無くす取り組みの一つとして、ヒヤリハットや事故が発生した際に、
「""PDCA""と、その""CA""」に重点を置き、
同じことが二度と起こらないような仕組みを作ることが大切です。
ご存知の方も多いかと思いますが、PDCAとは、
Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の
実施・改善サイクルの頭文字を取ったものです。
更に、ある会社の例でいうと、特にPDCAの中の、評価、改善の""CA""の部分に力を入れ、
事故の減少を図っているというものがあります。
ドライバーに向けた研修を行う際、
計画→研修実施→現場に浸透という""PD""までできている会社さんは多いかと思いますが、
そこから次回までに研修により事故はどのくらい減ったか、
更に改善できるところはどこか、というところまで徹底できていない会社さんは多いと思います。
同社では全国にある拠点をWEBでつなぎ、毎週月曜日にTV会議をしています。
先週の事故状況の共有から始まり、
各拠点の車両・クレーム報告、事故の対策などを話し合います。
そして、話し合った内容は全拠点へ議事録として展開され、
会議で決定したことを実行できているかを入念にチェックしています。
毎週数値確認と、先週からの実施内容の共有により、
毎回レベルを高めた安全研修や実地指導が実施できているのです。
ポイントは毎週月曜という定期性と、現場への落とし込みをチェックする体制の2つです。
特に、定期的に安全会議ができていない会社様は、
会議の体制について検討されるも良いかと思います。