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採用におけるマーケット調査の重要性
自社の労働環境や労働条件は、競合他社に比べてどうでしょうか?
競合他社とは、社員が通う範囲に該当する企業のことです。
よく耳にするのは、「うちは地域で一番の給与を払っている」という言葉です。
それは、いつの時点でしょうか?
また、しっかりとした調査をした結果なのでしょうか?
それが数年前でしたら再度調査が必要になります。
その理由は、3つあります。
1つ目は、昨今の人手不足により同業他社が給与の水準をあげてきている。
2つ目は、INDEEDやGoogle for jobsにより、どの企業も簡単に求人を出稿できるようになった。
3つ目は、大手企業が輸送力確保のために、自社の採用を強化し始めた。
上記3つにより、ここ数年で、自社の労働環境や労働条件が
地域で一番ではなくなってきている可能性があります。
では、採用におけるマーケット調査はどのようにやればよいのか。
ほとんどの企業がWEBで求人を行なっていますので、
検索によって競合企業を調査すればよいでしょう。ステップとしては以下です。
①拠点別の募集エリアを洗い出す(15~20キロ圏内)
②募集エリア×職種名で調べる。INDEEDや媒体に出ている求人をピックアップする。
③該当企業の求人の条件を車種別に一覧にする。
④自社の条件がどの程度に位置しているのか比較する。
マーケット調査をするにあたり、注意すべき点は単純な比較検討だけでなく、
積み込み方法や労働時間、労働時間帯もしっかりと加味しなければなりません。
求職者の立場になって、給料が全く一緒なら労働時間が短くて、
簡単な作業のほうが選ばれます。
そして、この調査を行ない結局のところ行きつくのは、荷主との交渉になります。
根拠を持った荷主交渉をするためにも、こういうマーケット調査は有効になります。
最近、人がめっきり集まらなくなったという企業様はぜひ、実施してみてください。