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短期定着率を高める
定着率を上げていくためには、「短期定着率」と「長期定着率」を分けて考えていく必要があります。 一般的には定着率と一括りでまとめられますが、
すぐに辞めてしまう人とある程度就業し辞めていく人では退職理由が全く違うからです。
短期離職の理由 短期で離職する理由で多いのは、
①入社後と入社前でギャップがあった
②入社前に聞いていた話と実際の会社イメージが違った
③添乗指導員と馬が合わなかった
①②に関しては、下記のような方法で対策を打つことができます。
●HPの内容を充実させて入社前に働き方や会社イメージを持ってもらう。
●一日体験入社制度を行ない入社後のがギャップを少なるする。 短期定着率が低い会社を見ていると辞めそうなドライバーや
あまり意識の高くないドライバーに添乗指導をさせているケースがあります。 人が集まらないので、しっかり同乗指導する人を選定できていないのです。
しかし人材不足が深刻化し、採用マーケットで売り手市場になっている物流業界では、
そのような会社には、人は集まらなくなっています。 当たり前のことですが、辞めそうなドライバーが会社の良いことを新人に言うはずがないからです。人が集まり、定着していく会社を作っていくためには、
添乗指導員をしっかり選定して教育していかなければなりません。
埼玉県のH社では、添乗指導員のライセンス制度というものを実施しています。
社内で設けて研修、テストを受けて合格したものでないと添乗指導ができないという制度です。 研修では、基本的な運転テクニックや社内ルール等に加え、
添乗指導員としての心構えを教育しています。
添乗指導は業務を教える期間ではない
H社では、「添乗指導期間=業務を教える期間」ではなく、
「添乗指導=会社を好きにさせる期間」と認識を揃え、
自社の良いところや強みを添乗指導員に再認識させています。
このように新人を育てるだけではなく、新人を教える添乗指導員を教育する仕組みが
短期定着率UPに繋がります。
