• seminarkanri

運送業の賃金体系



トラック運送業の賃金体系は、

①基本給と手当、②完全歩合給、③基本給と歩合給の併用など各社さまざまです。


①基本給と手当

所定労働時間勤務することで決まった額の給与を支払う体系です。

基本給、諸手当(通勤手当、資格手当、無事故手当、皆勤手当等)、割増賃金で構成されます。固定給部分の割合が大きく、経営状況に応じた対応が難しくなりますが、

割増賃金が正しく表示され争いが起きないのが特徴です。


②完全歩合給

給与のすべてが売上高や走行距離や積み下ろし回数に連動した形で、

出来高に応じて支払う体系です。

成果が出なければ、給与が支給されないという事態を防ぐため、

「保障給」の支払いが求められます。


③基本給と歩合給の併用

固定給にプラスして、出来高に応じた給与を支払う体系です。

割増賃金や最賃割れの確認の際は、基本給と歩合給で計算式が違うので注意が必要です。


賃金の算出方法は、大別すると時間軸給与(基本給)と歩合軸給与に分かれます。

ドライバーの給与のうち歩合給や時間外手当などの変動給が

50%以上を占めることが多いのが、一般的な運送業の賃金の特徴です。

賃金体系それぞれの特徴を理解し、企業に適した体系となっているか確認する必要があります。


なお、所定労働時間とは、会社が定める労働時間のことです。

また、年間所定労働時間を12か月で割って、

1か月あたりの平均の所定労働時間を算出したものが月平均所定労働時間で、

割増賃金(残業代)を計算する際に使用します。

・時間外割増賃金=基準内賃金÷月平均所定労働時間×1,25×時間外労働時間

・深夜割増賃金=基準内賃金÷月平均所定労働時間×0.25×深夜労働時間

・休日割増賃金=基準内賃金÷月平均所定労働時間×1.35×休日労働時間


所定労働時間は、法定労働時間の範囲内でなければならず、

月平均所定労働時間として173.8時間を超えている場合、法律に違反していることになります。


労働基準法では、所定労働時間は1週40時間以内と定められているからで、

・月平均所定労働時間=40時間÷7日×365日÷12ヶ月=173.8時間


月当たり173.8時間を超える=1週40時間を超えていることになります。

もし、超えている場合、173.8時間以下の所定労働時間にする必要があり、

超過時間は時間外労働時間として扱わなければなりません。

0回の閲覧

​社員が誇れる物流企業を創る。

Copyright © Funaisoken Logistics Incorporated All rights reserved.

お問い合わせ:03-6212-2936

アカデミー事務局:齊藤